大瀬二郎写真展「遥かなる地へ思いを馳せて」/Jiro Ose Photo Exhibition: Places and People Afar, Close to Home and Heart

[English]

Places and People Afar, Close to Home and Heart poster20161113.png

*チラシはこちらからご覧いただけます。

日時:2016年12月5日(月)~2017年1月20日(金)10:00-17:00
   ※土日、祝祭日及び12月29日~1月3日の年末年始を除く
場所:アジア・アフリカ言語文化研究所資料展示室(1階)

(交通案内)

今、世界で起きていること。
"紛争"、"暴力"、"自然の脅威"...。
かつての「恵みの大地」は様相を変え、人々は追われる。
それでも一瞬一瞬を懸命に生きている姿があった。
写真を通して、その思いを共有していただけたら幸いです。

入場料:無料
主催:AA研基幹研究「アジア・アフリカにおけるハザードに対処する『在来知』の可能性の探究―人類学におけるミクロ‐マクロ系の連関2」
企画協力:古谷伸子  制作協力:中村恭子

~公開講演会のご案内~
ウガンダ在住の大瀬二郎氏(報道写真家)とジュリア・アン・ザイカウスキー氏(国連難民高等弁務官事務所)をお招きして公開講演会を開催いたします。みなさまのご参加をお待ちしております。

日時:2016年12月27日(火) 16:00-19:00
場所:アジア・アフリカ言語文化研究所マルチメディア会議室(304)

(交通案内)

1) 16:00-17:00 大瀬二郎(報道写真家)「遥かなる地へ思いを馳せて」
 紛争や迫害を逃れ、家を追われた人の数が過去最多となった。国連の難民機関UNHCRによると2015年末時点で移動を強いられた人の数は6,530万人で、前年より580万人急増。紛争や迫害によって一日あたり平均3万4,000人(毎分24人に相当)が国内外で保護を求め、避難を余儀なくされた。グローバリゼーションが急速に進み既に定着し始めた今、紛争地から掘り出される希少金属や宝石、石油や熱帯堅木などが、 携帯電話やファッションアクセサリー、家具や車や火力発電などに使われ、私たちの消費社会の日常生活に入り込み溶け込んでいる。この人道難局の実情は、私達にとって理解し難い遠い国での出来事に過ぎず、私たちには直接関係のないものと言い続けることができるのだろうか?

2) 17:15-18:15 Julia Anne Zajkowski (Senior Resettlement Officer, UNHCR) "Current Refugee Situation in Central and East Africa"
(ジュリア・アン・ザイカウスキー(第三国定住上官,国連難民高等弁務官事務所)「中央アフリカおよび東アフリカにおける難民の現状」)
 中央アフリカおよび東アフリカにおける難民問題とその要因と現場での実情。難民の86パーセントの負担を背負う、発展途上国が背負う重荷。さらに第三国定住上官として携わっている第三国定住における現実とチャレンジについての講演。

3) 18:15-19:00 総合討論

※講演時間は質疑応答を含みます。
使用言語:日本語、英語
参加費:無料 
事前申し込み:不要
主催:AA研基幹研究「アジア・アフリカにおけるハザードに対処する『在来知』の可能性の探究―人類学におけるミクロ‐マクロ系の連関2」


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シンポジウム「バングラデシュにおける災害支援と地域開発の最前線」

バングラデシュにおける災害支援と地域開発の最前線.png

日時:2016年12月11日(日)15:00-18:30
場所:アジア・アフリカ言語文化研究所マルチメディア会議室(304)
(交通案内)

第一部: 災害支援と地域開発の課題
1) 15:00~15:05 外川昌彦(AA研所員) 趣旨説明
2) 15:05~15:45 池田恵子(静岡大学)
「地方自治体レベルの地域開発計画への災害リスク削減の主流化」
3) 15:45~16:25 日下部尚徳(東京外国語大学)
「サイクロン常襲地域における被災後の復興課題に関する研究―バングラデシュにおける定性調査をもとにした一考察」

第二部: NGOの活動現場からの報告
4) 16:35~17:15 大橋正明(聖心女子大学),藤崎文子(特定非営利活動法人シャプラニール=市民による海外協力の会)
「全国的災害枠組みとショランコラユニオンの現実-シャプラニールの活動現場から」
5) 17:15~17:45
コメンテーター 床呂郁哉(AA研所員),玉城毅(奈良県立大学),高田峰夫(広島修道大学)
6) 17:45~18:30 全員 ディスカッション

使用言語:日本語
参加費:無料
事前申し込み:不要
主催:AA研基幹研究「アジア・アフリカにおけるハザードに対処する『在来知』の可能性の探究―人類学におけるミクロ‐マクロ系の連関2」

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シンポジウム「トランスカルチャー状況下における顔・身体学の構築」

日時:2016年12月9日(金)14:00-18:30
場所:アジア・アフリカ言語文化研究所大会議室(303)
(交通案内)

1) 14:00-14:05 西井凉子(AA研所員)開会挨拶
2) 14:05-14:15 床呂郁哉(AA研所員)趣旨説明
3) 14:15-14:25 山口真美(中央大学),渡邊克巳(早稲田大学)
「イントロダクション:文化をつなぐ顔と身体」
4) 14:25-14:55 河野哲也(立教大学)
「「私、顔がないんです」:ある統合失調症患者の経験」
5) 14:55-15:25 高橋康介(中京大学),大石高典(東京外国語大学),島田将喜(帝京科学大学)
「顔と身体表現の多文化比較フィールド実験研究」
6) 15:40-16:10 塩谷もも(島根県立大学)
「多様なムスリム・ヴェールが伝えるもの:インドネシアの事例から」
7) 16:10-16:40 吉田ゆか子(AA研所員)
「バリ芸能における顔―人形、仮面、化粧」
8) 16:55-17:25 原島博(東京大学),北山晴一(立教大学),柿木隆介(自然科学研究機構生理学研究所) コメント
9) 17:25-18:30 全員 総合討議

使用言語:日本語
参加費:無料
事前申し込み:不要
主催:基幹研究「アジア・アフリカにおけるハザードに対処する『在来知』の可能性の探究ー人類学におけるミクロ‐マクロ系の連関2」

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シンポジウム: 「もの」の人類学をめぐって―脱人間中心主義的人類学の可能性と課題

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基幹研究「アジア・アフリカにおけるハザードに対処する『在来知』の可能性の探究―人類学におけるミクロ-マクロ系の連関2」公開シンポジウム
「もの」の人類学をめぐって―脱人間中心主義的人類学の可能性と課題

日時:2016年11月12日(土)14:00-18:30
会場:アジア・アフリカ言語文化研究所大会議室(303)
(交通案内)

14:00-14:20 床呂郁哉(AA研) 趣旨説明
14:25-14:55 奥野克巳(立教大学) 「複数種のネットワークにおける生命:ボルネオの熱帯雨林の狩猟採集民,プナンの場合」
15:00-15:30 大石高典(東京外国語大学) 「民族霊長類学からみた人間と非人間の境界」
15:45-16:15 吉田ゆか子(AA研) 「仮面の命と物性―バリ島のトペン・レゴンの場合」
16:20-16:50 久保明教(一橋大学) 「存在論的相対主義―プレ・シンギュラリティの時代における機械と人間」
16:50-17:20 内堀基光(放送大学), 田中雅一(京都大学) コメント
17:20-18:30 質疑応答

使用言語:日本語
参加費:無料
事前申し込み:不要
主催:基幹研究「アジア・アフリカにおけるハザードに対処する『在来知』の可能性の探究―人類学におけるミクロ‐マクロ系の連関2」

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【報告】  東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所基幹研究 「アジア・アフリカにおけるハザードに対処する『在来知』の可能性の探求-人類学におけるミクロ-マクロ系の連関2」

日時:2016年5月20日(金)14:00~18:30、5月21日(土)14:00~19:00
場所:東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所 マルチメディア会議室(304室)
参加者:5月20日 24名(内外国人 0名)、5月21日 20名(内外国人 0名)

「体制転換の人類学(1)――田沼幸子『革命キューバの民族誌』合評会+映像上映会」
5月20日(金)
14:00~14:45 挨拶:西井
発表&解題: 田沼幸子(首都大学東京)
14:45~15:45 映画上映Cuba Sentimental
15:45~16:00 休憩
16:00~18:30 コメント1:佐久間寛(AA研)
コメント2:中村隆之(大東文化大学)
コメント3:大杉高司(一橋大学)
質疑応答

「体制転換の人類学(2)――東欧、アジア、アフリカにおける体制転換と社会」
5月21日(土)
14:00~15:20 挨拶:西井凉子(AA研)
       趣旨説明:佐久間寛(AA研)
       発表(1):神原ゆうこ(北九州市立大学)
       「体制転換後の村落における社会変容と人々の意思と実践:
       『デモクラシーという作法』自著解題を兼ねて」 
       コメント:清水昭俊(AA研)
15:20~15:35 休憩
15:35~16:35 発表(2):津田浩司(東京大学)
「体制転換とインドネシア華人:『「華人性」の民族誌』への著者解題」 
       コメント:内堀基光(放送大学)
16:35~16:45 休憩
16:45~17:45 発表(3):松本尚之(横浜国立大学)
       「ナイジェリアにおける体制転換と王位/首長位:
       『アフリカの王を生み出す人々』への自著解題とその後」
       コメント:三浦敦(埼玉大学)
17:45~18:00 休憩
18:00~19:00 総合コメント:名和克郎(東京大学)
       全体討論

【内容】
〈5月20日〉
田沼幸子氏による『革命キューバの民族誌』の解題と、同じ登場人物の海外移住のその後を追った田沼氏による映画Cuba Sentimentalの上映を行い、それらをめぐる討議を行った。
『革命キューバの民族誌』は、現在のキューバを国内外の当事者の視点から描く人類学的研究である。キューバ革命以来、「体制転換」は何度も語られてきたが、それはすぐに覆され、忘れ去られ、ふたたび別の転換が注目を浴びると指摘する。本著は内側に住む人々がその「革命キューバの日常」をどのようにとらえているのかを、人々の日常からとらえようとした意欲的な著作である。
 革命勝利直後の熱狂と、それが日常となるなかで生まれてきた問題に対して、革命家がどのように「人間」や「労働」を捉え直そうとしてきたのかを概観し、人々の親密な場における語りをとりあげる。そこから、革命の理想とは大きく矛盾した状況を露呈し、矛盾を公に語れない状況で、人々はダブルバインドにからめとられている現状を描く。田沼氏はダブルバインド下にある人びとが、非常期間を笑う様子を分析し、かつては自分も信じた理想が失われたことへの哀惜の念をともなうポスト・ユートピアのアイロニーとして示す。
 3人のコメンテータは、それぞれの専門分野の立場からコメントした。カリブ海フランス文学を専門とする中村隆之氏は、フランス海外県であるマルチニックのエメ・セゼールとチェ・ゲバラが比肩しうることを指摘し、文学と民族誌の交点において、革命の物語を延命させるものとしてクエントに着目した。人類学者の佐久間寛氏も同じく、ポスト・ユートピア的アイロニーとしてクエントを取り上げ、田沼氏のクエント的民族誌を「新しい手触りの民族誌」として評価した。同じくキューバをフィールドとする大杉高司氏はその著作と映画を高く評価しつつ、人類学者が作成する民族誌映画ならではの意義について問題提起を行った。フロアーからも社会主義国のダブルバインド状況や移民におけるイデオロギーの内面化などをめぐって活発な議論が行われた。
(文責:西井)

〈5月21日〉
 まず佐久間寛が「ハザードとしての体制転換」というタイトルで趣旨説明をおこなった。20世紀末から今世紀にかけて各地で生じた体制転換を、予測も制御も困難な不確実性の時代=ハザードの時代の到来と位置づけたうえで、人類学研究においては、そうした世界史的出来事の渦中を市井で生きた人びとの価値観や理想、文化表象や伝統的とされる諸実践の様態こそが重要であるとの主張がなされた。
 次に神原ゆうこ氏による報告「体制転換後の村落における社会変容と人々の意思と実践:『デモクラシーという作法』自著解題を兼ねて」が行われた。報告者から事前に提出された要旨は以下の通りである(神原氏執筆)。

 1989年に市民による社会運動の成果として社会主義からの体制転換を経験したスロヴァキア(当時はチェコスロヴァキア)において、民主主義という制度はその後の社会のありかたを方向付ける目標であった。その一方で、体制転換の恩恵を受けにくかった地域には、漠然とした不満が蓄積されている。本報告で注目するのは、体制転換後の世界への適応が困難であるとみなされがちであったにもかかわらず、EU加盟国の一員としての政治的な自律性を期待される村落の人々の政治的な価値観の変容である。本シンポジウムのテーマである「体制転換の人類学」に即して説明するならば、東欧諸国の体制転換の目的そのものである民主主義という理念と、それを支える市民社会というシステムのコミュニティレベルでの受容ないし適応について、本報告は文化人類学的な考察を試みるものである。
 体制転換後のスロヴァキアの民主主義を理念的に支えるのは、「国家に対抗する/国家に頼らず必要なことを自ら行う」アソシエーションの自由な活動によって成立する市民社会であるが、現実にはそのようなアソシエーションはごく一部である。地域の自治を民主主義の基礎をして重視するEUの政策と、ネオリベラリズムの影響を受けて進められた地方分権化は、社会主義時代からマイペースに活動を続けていた村落のアソシエーションに新しい時代の模範的「作法」を導入した。村に利益をもたらす活動ができるアソシエーションは、その自律性ごと村落政治に取り込まれ、そうではないアソシエーションは存在の意味を失いかねない状況にある。ここで「市民」としての論理が、対面的な人間関係を崩さないために有効であるとはいい難い。その意味で、スロヴァキアの村落は、市民社会に包含されているが、そのシステムに支えられているとは限らない。多様な経験を持つ個人の政治的な価値観を集合的に把握するには、これらの具体的実践に注目する必要がある。

 以上の発表に対しコメンテータの清水昭俊氏は、敗戦後日本の構造変革をひとつの参照軸にすえつつ、マクロな政治変動にミクロな人びとがどう参与したかを見る場合、国家がもつ意味はやはり大きく、ミクロな人びとの参与実践を把握するためにこそ、国家の巨大さをしっかり測っておく必要があるという指摘がなされた。
 次に津田浩司氏の報告「体制転換とインドネシア華人:『「華人性」の民族誌』への著者解題」」が行われた。事前に提出された要旨は以下の通りである(津田氏執筆)。

 1998年にスハルト体制が崩壊したインドネシアでは、その後「改革の時代」の名のもと、中国や華人にまつわるとされる文化要素を公的な場で表出することが解禁されたのみならず、中国正月(旧正月)が国民の祝日となったり、孔教(儒教)が再公認化されたり、あるいは華人系として初の「国家英雄」が認定されるなど、従来抑圧されてきた華人を取り巻く社会・政治的環境は大きく変わったのは事実である。そしてこれらの達成を以て、体制転換とその後の民主化により、インドネシア華人は抑圧から解放され自らの文化を自由に表象できるようになりつつある、と肯定的な評価を下したり展望することも不可能ではない。
 しかし、人々の生活レベルを基盤に「華人であること」を考えた場合、上述の変化はいわばシンボリックな表象レベルのそれに過ぎないと見ることができる。5年前に上梓した拙著『「華人性」の民族誌―体制転換期インドネシアの地方都市のフィールドから』(世界思想社, 2011年)では、ある地方小都市において対面関係をベースにした相互認知の和として経験・イメージされる「華人コミュニティ」というものを仮の認識的足場として設定し、そこから超え出るようなあり方として観察される「華人であること」を批判的に捉える戦略を採った。本発表では、同書中で理論的な軸として設定した「顔の見える/見えない関係性」の対比を今一度強調しつつ、体制転換で伴い変わったもの/変わらなかったものの捉え方について、議論を喚起する。

 以上の報告に対しコメンテータの内堀基光氏は、まず報告のもとになっている津田氏の著書を「おそろしく(面白く)読みやすい」と高く評価したうえで、(1)世界の華人研究との比較の視点があっても良かったのではないか、(2)華人内のカテゴリー(客家など)について記述する必要はなかったか、(3)ジャワ人に関する記述が不足していないか、(4)調査と同時代的な現象に関する記述と考察がより盛り込まれても良かったのではないか、(5)(4)の作業がなされたとき、いわゆる「真正な社会」の真正性が何に担保されているのかという根本的な問題が浮かび上がってくるのではないかといった問題提起を行った。
 最後に松本尚之氏の報告「ナイジェリアにおける体制転換と王位/首長位:『アフリカの王を生み出す人々』への自著解題とその後」が行われた。まず「(1)アフリカにおける1990年代以降の体制転換」では、一党制から複数政党制へ、軍政から文民政権へという形で進んだ1990年代アフリカの体制転換が概観され、報告の主題が、こうした転換の最中に生じた「首長位の復活」と呼ばれる現象にあることが示された。「(2)調査地の概括」では、ナイジェリアにおける民族対立の歴史と構図が示された上で、報告者の調査地であるイボ社会の概要が紹介された。「(3)ナイジェリアの体制転換と「首長位の創造/復活」」では、植民地化以前のイボ社会には首長に相当する地位がなかった可能性が高いにもかかわらず、植民地化から独立を経て現在にいたる一連の史的プロセス――民政から軍政(1966年、1984年)および軍政から民政(1979年、1999年)への体制転換を含む――一において、当の住民が一貫して「首長位の創造」の過程に「主体的」に関与してきた点が論じられた。「(4)第四次共和制下における伝統的権威者の位置づけ」では、直近の政体である第四次共和制下のイボ社会において生じた首長(エゼ)を焦点とする3つの動態、すなわち①王政後めぐる自文化理解の変化、②「ローテーション制」と「ゾーン制」をつうじた草の根の民主化、③エゼの乱立と民主主義政権の関わりにが明らかにされた。最後に「(5)まとめと考察:ナイジェリアの体制転換と王位/首長位」では、これまでの議論をふまえた上で、たびかさなる体制転換を経てなお持続する首長位の強靱さ=「伝統的権威者たちの弾性」の重要性が指摘された。
 以上の議論をふまえコメンテータの三浦敦氏からは、伝統首長の復活という現象が旧英領諸国に多く見られる現象であり、いくつかの例外をのぞき旧仏領アフリカ諸国では見られないこと(かといってそれは首長に相当する地位が皆無ということではなく、そうした地位はすでに近代行政システムのなかに統合されるかインフォーマルなかたちで存続しているケースが多いこと)が指摘された上で、こうした相違は英国流のcommon law とフランス流のcivil lawによる資源配置の違いに由来しているのではないかという示唆に富むコメントがなされた。
 シンポジウムの取りまとめとして、最後に名和克郎氏から各報告への総合的コメントがなされた。デモクラシーや華人をめぐる「翻訳」の問題、地域によって体制をめぐる人びとの距離がまったく異なるという問題、体制転換を現在ではなく事後から見ることの可能性と限界、体制転換をハザードと捉えることへの疑問(誰にとってどの程度のハザードなのか)などが論点として提出された。これらの論点をめぐり報告者、コメンテータ、他の参加者による活発な議論が行われ、予定を30分超過しての閉会となった。
(文責:佐久間)


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ポスター 「体制転換の人類学」 公開シンポジウム 

基幹研究「アジア・アフリカにおけるハザードに対する「在来知」の可能性の探究―人類学におけるミクロ-マクロ系の連関2」公開シンポジウム
タイトル:「体制転換の人類学」
日時:5月20日(金)~21日(土)
会場:東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所マルチメディア会議室(304)  taisei_poster1.jpg

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報告書が完成しました

2014・2015年度に開催した公開セミナー、公開合評会、シンポジウムの報告書が完成しました。「LIBRARY/本棚」で公開しています。
冊子をご希望の方はkikanjinrui◆tufs.ac.jpまでご一報ください(◆を@に変えてください)。

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ワークショップ「データと論文の間―フィールドサイエンスにおける論証とは」

AA研フィールドサイエンス研究企画センターとの共催で以下のワークショップを開催いたします(詳細はこちら)。みなさまのご参加をお待ち申し上げております。

フィールドサイエンス・コロキアム 連続ワークショップ
「データと論文の間―フィールドサイエンスにおける論証とは」第2回

日時:2015年12月26日(土)15:00-18:30
場所:AA研マルチメディアセミナー室(306)
交通案内

内容:
15:00-16:30 野林 厚志(国立民族学博物館)
「エスノアーケオロジー(スト)の可能性と限界」
16:40-18:10 中山 俊秀(AA研)
「データと理論:データあっての理論か、理論あってのデータか」
18:10-18:30 総合討論

使用言語:日本語
参加費:無料
事前申し込み:不要
企画:フィールドサイエンス研究企画センター(FSC)
共催:基幹研究「人類学におけるミクローマクロ系の連関」
お問い合わせ:東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所フィールドサイエンス研究企画センター事務局(fsc_office[at]aa.tufs.ac.jp)*[at]を@に変更して送信ください。

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第2回公開合評会のご案内

第2回基幹研究「人類学におけるミクロ‐マクロ系の連関」公開合評会を下記のとおり開催いたします。みなさまのご参加を心よりお待ち申し上げております。

日時:2016年1月9日(土)15:00-19:00
会場:アジア・アフリカ言語文化研究所マルチメディア会議室(304)
交通案内

内容:
1)著者による概要説明
 小川了(東京外国語大学名誉教授)
  『第一次大戦と西アフリカ: フランスに命を捧げた黒人部隊「セネガル歩兵」』2015年,刀水書房
 深澤秀夫(AA研)
  「ラベアリヴェル 校正係の夢:作家に非ざる作家としての二〇世紀個体形成」
   (真島一郎編著『二○世紀<アフリカ>の個体形成:南北アメリカ・カリブ・アフリカからの問い』平凡社,2011年 所収)
  「植民地における日常から/日常への旅:オクタヴ・マノーニのマダガスカル」
   (高知尾仁編著『人と表象』悠書館,2011年 所収)
2)コメント
 武内進一(アジア経済研究所)、佐藤章(アジア経済研究所)
3)全体討議

使用言語:日本語
参加費:無料
事前申し込み:不要
主催:基幹研究「人類学におけるミクロ‐マクロ系の連関」
共催:基幹研究「アフリカ文化研究に基づく多元的世界像の探求」

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公開シンポジウム「顔と身体表現に基づく異文化理解」のご案内

基幹研究「人類学におけるミクロ‐マクロ系の連関」公開シンポジウム
「顔と身体表現に基づく異文化理解」

下記のとおり、公開シンポジウムを開催いたします。みなさまのご参加を心よりお待ち申し上げております。

日時:2015年12月13日(日)15:00-19:00
会場:アジア・アフリカ言語文化研究所大会議室(303)
(交通案内)

【プログラム】
15:00-15:20 床呂郁哉(AA研)趣旨説明
15:20-15:50 山口真美(中央大学:心理学)「文化への熟達過程を知る」
15:50-16:20 ロベルト・カルダラ(フリブール大学:認知科学)、渡邊克巳(東京大学:認知科学)「顔認識の多様性―東アジアと欧米を比較して」
16:20-16:30 休憩
16:30-17:00 吉田ゆか子(国立民族学博物館:人類学)「 仮面から考える顔の文化論にむけて-バリ島仮面劇トペンの事例から」
17:00-17:30 西井凉子(AA研:人類学)「顔の不在がもたらすこと―ムスリム女性のヴェール着用をめぐって」
17:30-18:00 コメント 金沢創(日本女子大学:心理学)、北山晴一(立教大学:社会デザイン学)、原島博(東京大学:コミュニケーション工学)
18:00-19:00 ディスカッション

使用言語:日本語、英語
参加費:無料
事前申し込み:不要
主催:基幹研究「人類学におけるミクロ‐マクロ系の連関」

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第2回国際ワークショップのご案内/International Workshop

第2回基幹研究「人類学におけるミクロ‐マクロ系の連関」国際ワークショップを下記のとおり開催いたします。みなさまのご参加を心よりお待ち申し上げております。

日時:2015年12月2日(水)15:00-17:00
会場:アジア・アフリカ言語文化研究所マルチメディア会議室(304)
交通案内

内容:
15:00-16:00 パンディット・チャンロッチャナキット(AA研客員准教授)
 'The Politics of Aesthetics and Modernity in Thai contemporary Arts'【概要】 
16:00-17:00 コメントと全体討議
  コメンテーター:岡崎彰(AA研フェロー)

使用言語:英語
参加費:無料
事前申し込み:不要
主催:基幹研究「人類学におけるミクロ‐マクロ系の連関」

.......................................
Date/Time:2 Dec 2015 (Wed.) 15:00-17:00
Venue:Room 304, ILCAA
access guide

Details:
15:00-16:00 Pandit Chanrochanakit(Visiting Associate Professor, ILCAA)
 'The Politics of Aesthetics and Modernity in Thai contemporary Arts'【Abstract】 
16:00-17:00 Comment and Discussion
  Commentator: Akira Okazaki(Research Fellow, ILCAA)

Language: English
Admission:Free
Organized by Core Project "The Anthropological Explorations into the Linkage of Micro-Macro Perspectives"

We look forward to your attendance.


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平成27年度「文化/社会人類学研究セミナー」

東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所基幹研究「人類学におけるミクロ-マクロ系の連関」文化/社会人類学研究セミナー

・日時:2015年11月7日(土)13:00~19:00
・会場:東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所(AA研)301、306室
・共催:2015年度日本文化人類学会次世代育成セミナー
・プログラム
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13:00~13:50    【第1会場306室】
司会:西井凉子(AA研)
挨拶:春日直樹(一橋大学、次世代育成セミナー運営委員会)
講演:森山工(東京大学) 「フィールドワークと作品化」
質疑応答 
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13:50~14:00    休憩
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14:00~15:30    【第1会場306室】 河合香吏(AA研)
飛内悠子(日本学術振興会PD、大阪大学)「帰還民の生活誌 :南スーダン共和国カジョケジ郡におけるククの人々と聖公会」
コメント:大川真由子(神奈川大学)、佐久間寛(AA研)
質疑応答
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【第2会場301室】 司会:深澤秀夫(AA研)
荒木亮 (首都大学東京、日本学術振興会DC1)「「イスラーム復興現象」再考:インドネシア・ムスリムの日常、あるいは「混成現象」という視点をてがかりに」
コメント:赤堀雅幸(上智大学)、飯塚正人(AA研)
質疑応答 
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15:30~15:35 休憩
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15:35~17:05 【第1会場306室】 河合香吏(AA研)
大絵晃世(東京藝術大学)「「限界芸術」概念の文化人類学的な再考察:「用途と機会」「贈与と交換」を手がかりに〜」
コメント:久保明教(一橋大学)、登久希子(民博)
質疑応答
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【第2会場301室】 司会:深澤秀夫(AA研)
小林宏至(日本学術振興会PD、東北大学)「宗族が造る家、家が創る宗族:中国福建省客家社会における土楼と宗族」
コメント:小池誠(桃山学院大学)、床呂郁哉(AA研)
質疑応答
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17:05~17:15 休憩
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17:15~18:45 【第1会場306室】 河合香吏(AA研)
緒方しらべ(日本学術振興会 PD、九州大学 )「アートと人類学:ナイジェリア南西部のアーティストの作品販売と生活を事例に」
コメント 栗田博之(東京外国語大学)、岡崎彰(AA研)
質疑応答
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18:45~19:00 【第1会場306室】
講評 河合香吏(AA研) 、深澤秀夫(AA研)
閉会の挨拶  西井凉子(AA研)
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*発表50分、コメント15分×2名、質疑応答10分
**セミナー終了後は、多磨駅周辺において参加者・関係者による懇親会を予定しておりますので、こちらにも積極的にご参加ください。出欠は当日、会場においてとります。

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受講者の感想 2014年度文化・社会人類学研究セミナー

*アンケートに寄せられた受講者の感想をご紹介します。

■文化/社会人類学研究セミナーに参加して
・所属大学院の教員とは異なる視点から、多くのご意見ご批判を頂くことができた。
・自覚していなかった研究の課題について気づきが得られた。
・対象とする地域についての具体的な質問から研究の問題点を探ることができた。

■コメントについて
・論文執筆に際し、何が不足しているのか、何を修正すべきなのかが明確になった。
・自分の研究に対するコメントだけでなく、他の受講者の報告やそれに対するコメントがとても勉強になった。

■質疑応答は博士論文を執筆する上で役に立ったか
・質問に十分応答できないということは、自分の理解度が低いということであり、質問事項について再考する契機になった。コメントから今後の新たな研究テーマに繋がるアイデアを得ることができた。
・資料提示を含むべきとの指摘には同意。取り上げる言説や事例の分析が妥当かどうかを検討する余地を報告内に持たせるべきだった。全体の構想についても再考する機会になった。

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文化/社会人類学研究セミナー 発表者募集

東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所 文化/社会人類学研究セミナー
(共催 日本文化人類学会 次世代育成セミナー 東日本会場)

募集要項
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所、基幹研究「人類学におけるミクロ-マクロ系の連関」は、全国の博士後期課程の大学院生およびPDを対象に、2015度「文化/社会人類学研究セミナー」の受講生を募集いたします。所属大学院をこえた知的交流の場として存分に活用してください。また、2015年度は日本文化人類学会次世代育成セミナーとの共催とし、より若手研究者のニーズに応じた議論の場とします。

[コメンテーター]
発表者1人に対してコメンテータ2人をつけ、そのうち1人はAA研を中心とした東京外国語大学のスタッフから、もう1名は日本文化人類学会の会員からを予定しています。発表希望者は自分のコメンテータの人選について要望を申し出ることができます。

[開催時期]
2015年11月7日(土)

[開催場所]
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所

[応募資格]
・日本文化人類学会の会員(日本文化人類学会の非会員で発表希望者には入会の推薦をいたします)
・文化/社会人類学研究を進めている大学院博士後期課程の大学院生、PDまたはこれに相当する研究歴を持つ者で、学術論文、特に博士論文の執筆計画を持つ者。
・未投稿・未発表の論文草稿(20,000字程度〔16,000~24,000字〕)を期日までに提出できる方

以上の三要件を満たす方。

[受 講 料]
無料。なお、首都圏以外からの参加者には本学規定の範囲内で旅費の支給を検討します。なお、予算には上限があるため、応募者多数の場合には全員の方に全額の支給ができない場合もございます。ご了承ください。

[応募方法]
応募は次の二段階によって行われます。
1.応募登録(エントリー)
発表希望者は、所定の申請用紙に必要事項を記入のうえ、以下の期間中に日本文化人類学会事務局に送付し、応募登録(エントリー)を行って下さい。

【日本文化人類学会事務局】◦〒108-0073 東京都港区三田2-1-1-813
◦メール: hoya@jasca.org
◦TEL: 03-5232-0920
◦FAX: 03-5232-0922

【応募登録期間】 2015年7月3日~8月30日
◦郵送による応募の場合は、8月30日の消印まで有効とします。メールによる応募の場合は、8月30日深夜24時まで受け付けます。
◦応募者には受付確認のメールを、10日ほどで学会事務局よりお送りします。

2.論文草稿提出
発表希望者は、未投稿・未発表の論文草稿(20,000字程度〔16,000~24,000字〕)を用意し、以下の期間中に学会事務局に送付して下さい。

【日本文化人類学会事務局】
(上に同じ)

【草稿提出期間】 2015年9月14日~10月18日
◦郵送による送付の場合は、10月18日の消印まで有効とします。メールによる送付の場合は、10月18日深夜24時まで受け付けます。

◦論文草稿は、発表希望者が論文準備の段階にあることを確認し、発表者を選考するためのものです。したがって、直ちに投稿できるような完成度を備えている必要はありません。荒削りであっても、体裁に大きな欠落(まだ書けていない章があるなど)がなければ、提出いただけます。

◦早めに論文草稿を出していただいた方でも、上記受付期間中であれば随時改稿版を再提出していただくことができます。

[共催]
日本文化人類学会 次世代育成セミナー

[問合せ先]
〒183-8534 東京都府中市朝日町3-11-1
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所 基幹研究「人類学におけるミクロ-マクロ系の連関」藤野陽平
e-mail: kikanjinrui[at]tufs.ac.jp

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基幹研究「人類学におけるミクロ‐マクロ系の連関」公開合評会 「藤野陽平著『台湾における民衆キリスト教の人類学』(2013年,風響社)」

基幹研究「人類学におけるミクロ‐マクロ系の連関」公開合評会
「藤野陽平著『台湾における民衆キリスト教の人類学』(2013年,風響社)」

日時: 2015年7月4日(土)16:00-19:00
会場:東京外国語大学、アジア・アフリカ言語文化研究所306室
(http://www.aa.tufs.ac.jp/ja/about/access)

内容:
1. 藤野陽平(AA研研究機関研究員)
 著者による概要説明
2. 津田浩司(東京大学),本田洋(東京大学),田中雅一(京都大学)
 コメント
3. 全体討議

使用言語:日本語
参加費:無料
事前申し込み:不要
主催
基幹研究「人類学におけるミクロ‐マクロ系の連関」

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2013年度第2回公開セミナー「『坪井正五郎』の著者川村伸秀氏を囲んで」の報告書が完成しました

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2013年度第2回公開セミナー「『坪井正五郎』の著者川村伸秀氏を囲んで」の報告書が完成しました。
ご関心のある方はkikanjinrui◆tufs.ac.jpまでご一報ください。(◆を@に変えてください)

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2015年度第一回公開セミナー「『狩り狩られる経験の現象学』の著者菅原和孝氏を囲んで」

基幹研究「人類学におけるミクロ‐マクロ系の連関」公開セミナー:
「『狩り狩られる経験の現象学』の著者菅原和孝氏を囲んで」

日時: 2015年6月7日(日)15:00-19:00
場所: 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所306室
(http://www.aa.tufs.ac.jp/ja/about/access)

内容:
「『狩り狩られる経験の現象学』の著者菅原和孝氏を囲んで」
1. 菅原和孝(京都大学名誉教授)著者による概要説明
2. 佐久間寛(AA研所員),奥野克巳(立教大学)コメント
3. 全体討議

使用言語:日本語
参加費:無料
事前申し込み:不要

主催
基幹研究「人類学におけるミクロ‐マクロ系の連関」

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基幹研究「人類学におけるミクロ‐マクロ系の連関」国際ワークショップ

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  基幹研究「人類学におけるミクロ‐マクロ系の連関」国際ワークショップ

  日時:2015年5月27日(水) 14:00 - 16:00
  場所:AA研マルチメディアセミナー室(306)

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AA研では、基幹研究「人類学におけるミクロ‐マクロ系の連関」国際ワークショップを、
共同利用・共同研究課題「東南アジアのイスラームと文化多様性に関する学際的研究(第二期)」との共催により、 下記のとおり開催いたします。

みなさまのご参加を心よりお待ち申し上げております。

日時:2015年5月27日(水) 14:00 - 16:00
場所:AA研マルチメディアセミナー室(306)
アクセス:http://www.tufs.ac.jp/access/

内容:
1)14:00-15:00 チャイワット・サターアナン(タマサート大学)
「タイにおける二重の紛争と和解の問題」
2)15:00-15:10 黒田景子(AA研共同研究員,鹿児島大学)
コメント
3)15:10-16:00 全員
討論

使用言語:英語
参加費:無料
事前申し込み:不要

主催:基幹研究「人類学におけるミクロ‐マクロ系の連関」
共催:共同利用・共同研究課題「東南アジアのイスラームと文化多様性に関する学際的研究(第二期)」

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  International Workshop: Core Project "The Anthropological Explorations into the Linkage of Micro-Macro Perspectives"

  Date/Time:27 May 2015 (Wed.) 14:00 - 16:00
  Venue:Room 306 (Multimedia Seminar Room), ILCAA (Asahicho 3-11-1, Fuchu-shi, Tokyo, 183-8534)
  Access: http://www.tufs.ac.jp/english/access/

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Details:
1) 14:00-15:00 Prof.Chaiwat Satha-Anand(Thammasat Univeristy)
"Double conflicts and the problem of reconciliation in Thailand"
2)15:00-15:10 Keiko KURODA (ILCAA Joint Researcher, Kagoshima University)
Comment
3)15:10-16:00 All members
Discussion

Language: English
Admission:Free

Organized by Core Project "The Anthropological Explorations into the Linkage of Micro-Macro Perspectives"
Jointly sponsored by ILCAA Joint Research Project "Multi-disciplinary Study on Islam and Cultural Diversity in Southeast Asia (The Second Term)"

We look forward to your attendance.

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第2回公開合評会:松村圭一郎著『所有と分配の人類学―エチオピア農村社会の土地と富をめぐる力学』(2008年世界思想社)

第2回基幹研究「人類学におけるミクロ‐マクロ系の連関」公開合評会:松村圭一郎著『所有と分配の人類学―エチオピア農村社会の土地と富をめぐる力学』(2008年世界思想社)

日時:2015/1/30(金) 16:00 - 19:00

内容:
松村圭一郎著『所有と分配の人類学―エチオピア農村社会の土地と富をめぐる力学』(2008年世界思想社)

1) 松村圭一郎(立教大学)
著者による概要説明
2) 佐久間寛(AA研所員), 深澤秀夫(AA研所員), 渡邊日日(東京大学)
コメント
3) 全体討議

使用言語:日本語
参加費:無料
事前申し込み:不要

主催:基幹研究「人類学におけるミクロ‐マクロ系の連関」

場所:AA研セミナー室(301)

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第2回公開シンポジウム 『制度-人類社会の進化』(河合香吏編 京都大学学術出版会、2013)をめぐって

第2回公開シンポジウム 『制度-人類社会の進化』(河合香吏編 京都大学学術出版会、2013)をめぐって

日時 2014年12月6日 14時から18時
会場 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所、306室

【プログラム】
午後2時~3時10分
開会の辞:西井凉子(AA研)
編者による概要説明:河合香吏(AA研)
執筆者による報告1(霊長類学):黒田末寿(滋賀県立大学名誉教授)
執筆者による報告2(生態人類学):曽我亨(弘前大学)
執筆者による報告3(文化社会人類学):内堀基光(放送大学)
執筆者による報告4(理論的視座):足立薫(京都産業大学)
<休憩>
3時25分~6時
コメント1 名和克郎(東京大学)
コメント2 山極寿一(京都大学)
コメント3 野村雅一(国立民族学博物館名誉教授)
討論

使用言語:日本語
参加費:無料
事前申し込み:不要
主催:基幹研究「人類学におけるミクロ‐マクロ系の連関」

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