テキスト一覧
風間伸次郎(採録・訳注).1996.『ウルチャ口承文芸原文集1』(ツングース言語文化論集9).鳥取大学教育学部.
- 1. Калǯамӥ (カルジャメ)
- 2. нӥӈма1(民話1)
- 3. нӥӈма2(民話2)
- 4. баланаа хоон(ӥ)=даа њии синэǯи-хэ-ни(昔どんなにか人々は貧しく暮らしていたか)
- 5. Калǯамӥ(2) (カルジャメ)
- 6. тээлуӈгу1(伝説1)
- 7. сэлэ-мэ бэйэ(鉄のクマ)
- 8. тээлуӈгу2(伝説2)
風間伸次郎(採録・訳注).1996.『オロチ語基礎資料』(ツングース言語文化論集7).鳥取大学教育学部.
- 1. (伝説1)
- 2. (キツネ)
- 3. (一代記)
- 4. (伝説2)
- 5. (伝説3)
- 6. (金の卵)
- 7. (キツネの男)
- 8. (カラスとキツネ)
- 9. (小鳥)
- 10. (クマとカラス)
- 11. (なまけ者)
- 12. (ングーティルク)
- 13. (ングーティルク)
- 14. (ングーティルク)
- 15. (魔物の子供)
- 16. (暴れ者)
- 17. (その他の伝説)
- 18. (歌1)
- 19. (歌2)
- 20. (歌3)
- 21. (なぞなぞ1)
- 22. (なぞなぞ2)
風間伸次郎(採録・訳注).1993.『ナーナイ語テキスト』(ツングース言語文化論集4).小樽商科大学言語センター.
- 1. сагǯи мапа дава-ва ваа-рии(老いた じいさんが サケを 捕る)
- 2. эм пуǯин эмучэкээ~н балǯӥ-ха-нӥ(ある 女が たった一人で 暮らしていた)
- 3. ǯоло(石)
- 4. эм наонǯокаан балǯӥ-ха-нӥ(一人の若者が暮らしていた)
- 5. байлӥӈа(バイリガ)
- 6. хэур(棺桶)
- 7. коопӥар(カラコロ)
- 8. хэрэǯэкэ(カエル)
- 9. хэрэ-ǯи, пуǯин-ǯи(カエルと プジンと)
風間伸次郎(採録・訳注).1995.『ナーナイの民話と伝説』(ツングース言語文化論集5).小樽商科大学言語センター.
- 1. ǯабǯа-каан(ヘビ)
- 2. ӥлаан суӈпун(三つの谷地坊主)
- 3. эчэкээ абоа-нӥ(叔父さんの 許嫁)
- 4(1). хоӈмокӥ(モモンガ)
- 4(2). хоӈмо(モモンガ)
- 5(1). ǯобо-й мапа-ǯӥ байан мапа-ǯӥ балǯӥ-ха-чӥ(働き者の じいさんと 富んだ じいさんと 暮らしていた)
- 5(2). ӱм ǯобо-й мапа-ǯӥ, байа мапа-ǯӥ балдӥ-ха(一人の 働き者の じいさんと、金持ちの じいさんとが 暮らしていた)
- 5(3). ǯобой мапаача, байа мапаача(貧乏な じいさんと 金持ちの じいさん)
- 6(1). калгама(カルガマ)
- 6(2). калгам(カルガム)
- 7. ӥлаан сиун(三つの太陽)
風間伸次郎(採録・訳注).1996.『ナーナイの民話と伝説2』(ツングース言語文化論集8).鳥取大学教育学部.
- 1. piicuen(トンビ)
- 2. em mapa-ji~ mama-ji balji-xa-c(i)(あるおじいさんとおばあさんと暮らしていた)
- 3. ooci eje-ni daa-ji eje-ni(北風の神と南風の神)
- 4. olgoma(大蛇)
- 5. pure(en) ambaa-ni(トラ)
- 上記の1、2、3のテープからの聞き取り及び意味の解釈に関して、Лидиа Тимофеевна Киле(キレ)氏(女性、1942年 Найхин村生まれ)の協力を得た。同じく3~12に関してГилина Николаевна Оненко(オーネンコ)氏(女性、1935年 Найхин村生まれ)の協力を得た。4、5については語り手本人の協力を得た。
- なお今回採録したテキストのうち、1、2、3はнӥӈмаан(民話)、4、5はтээлуӈгу(伝説)である。ナーナイ語の口承文芸のジャンルについては風間(1991)も参照されたい。
風間伸次郎(採録・訳注).1997.『ナーナイの民話と伝説3』(ツングース言語文化論集10).東京外国語大学.
- 1. эм ǯоо доо-ла-њӥ эикэ нэу балǯӥ-ха-чӥ(ある家の中に姉と妹が暮らしていた)
- 2. поӈда-кто пэруу(カビだらけのズボン)
- 3. сээгǯэн мукки(赤いヘビ )
- 4. саола(飲み水用の水槽 )
- 5. намо эǯэ-њи(海の主人)
- 6. Оњӥнка-сал сама-њӥ(オネンコ氏族のシャーマン)
- 7. пурээн амбаа-њӥ(トラ )
- 8. кукээ-кээн(ククー人形 )
- 9. Сэвдэкэ(スウドゥク)
- 10. сиӈгэрэ-ǯи хэрэǯэкэ-ǯи балǯӥ-ха-њӥ(ネズミとカエルと暮らしていた)
- 11. њӥлакон пӥка арчокаан(すっぱだかの娘 )
- 12. ǯэрчу(ジュルチュ)
- なお上記の1,2のテープからの聞き取り及び意味の解釈に関して、Лидиа Тимофеевна Киле(キレ)氏(女性、1942年Найхин村生まれ)の協力を得た。同じく3~12に関してГилина Николаевна Оненко(オーネンコ)氏(女性、1935年Найхин村生まれ)の協力を得た。
- 今回採録したテキストのうち、6,7はтээлуӈгу(伝説)であり、それ以外はнӥӈмаан(民話)である。
風間伸次郎(採録・訳注).1998.『ナーナイの民話と伝説4』(ツングース言語文化論集12).千葉大学.
- 1. гаакта-ва тама-ӥ мама(ツルコケモモを集めるばあさん)
- 2. эикэ нэу балǯӥ-ха-њӥ(姉と妹が暮らしていた)
- 3. ǯуэ мэргэн балǯӥ-ха-чӥ(二人のムルグンが暮らしていた)
- 4. эњи-њи дааӥ-ǯӥма пиктэ-jи сиӈгэрэ-и-њи(母親は大きい方の子供をいじめる)
- 5. аӈгаǯака амӥӈ-ко, чооӈбока=тањӥӥ эњиӈ-ку(アンガジャカは父さんがいて、チョーンボカは母さんがいる)
- 6. гочӥн даа гоjоргоан мэргэн(30メートルのゴヨルゴアン ムルグン)
- 7. Аjамӥ(アヤミ)
- 8. мама опа-ǯӥ пуǯим-бэ аӈго-ха-њӥ(ばあさんは粉でプジンを作った)
- 9. сэвээн уǯи-хэн сэнээ мэргэн амбаан уǯи-хэн алхаа мэргэн(スウンが育てたスヌームルグン、魔物が育てたアルハームルグン)
- 10. Марӥа(Мӥӈго) Чусамбовна Гейкер(一代記)
- なお上記のテキストのテープからの聞き取り及び意味の解釈に関して、Лидиа Тимофеевна Киле(キレ)氏(女性、1942年Найхин村生まれ)の協力を得た。
- 今回採録したテキストのうち、10以外はнӥӈмаан(民話)である。
- 10は自伝であり、全く思いついたままに、話者が語ったものである。ロシア語の単語が多数含まれており、またロシア語の単語がナーナイ語の語尾をとっている例が多数見られる。その点で言語の混合や、接触の影響について研究する際の具体的な資料としても意味のあるものであると思う。