風間伸次郎(採録・訳注).1996.『オロチ語基礎資料』(ツングース言語文化論集7,鳥取大学教育学部)より
22.なぞなぞ2
гаӈгаjӱ~, | ака | алачи-ва, | ноко | алачи-ва, | jэу=кэ? | сӱикта |
なぞなぞ~、 | 兄さん | 待って、 | 弟よ | 待って、 | な~んだ? | スキー |
語り手はこのなぞなぞを父から聞いた。父は必ずгаӈгаjӱの語の最後を歌うようにとても長く伸ばして、その後今度は早口になぞなぞの本文を言うのであったという。残念ながら語り手が覚えているのはこのなぞなお一つだけであるという。