5. намо эǯэ-њи

海の主人

1995年4月1日、ナイヒン村にて、К. А. Киле氏より録音。


эммэргэ~нэмпуǯи~н,эмхусэ~эмэктэпиктэ-ку
あるムルグンとあるプジン、ある男とある女が子供と
балǯӥ-ха-њӥ.тэи=тэњиитуиби-и=э~туиби-ми=э~туи
暮らしていた。それはそういて、そういて、そう
балǯӥ-мӥ=а=тањӥӥ,хаӥ=даасорӥ-маачӥ-маар(ӥ)балǯӥ-ӥ-чӥ=гоањ(ӥ).
暮らしていて、何につけても喧嘩し合って暮らしているのだ。
туи та-мӥ=аэǯи-њ(и)=тэњииэммодан,хусэпиктэ-jи
そうして夫はある時、男の子を
ваа-раа,муэ-чинаӈгала-нда-чӥ-ха-њӥ.тоо~таӥсӥмаӈбо
殺して、水の中へ捨てに行ったのだった。ほうれそっちへ大河の
токон-чӥ-а-њ(ӥ).гээасӥ-њ(ӥ)соӈго-ӥ=гоањ(ӥ)пиктэ-чи-jи.
真ん中へ。さあ妻は泣くのだ、自分の子を思って。
тота-раатуиби-и=jэ,туиби-ми=э,тэи=тулмэргэн=тэњии,
それからそうしている、そういて、そのムルグンは、
асӥ-апиктэ-jигучиваа-ича-и-њ(и).палоаǯапа-раа
女の子供をさらに殺そうとする。ハンマーをつかんで
хукчу-хэн.тадо=тањӥӥтэиарчокаанун-дии-њ(и)=гоањ(ӥ),
襲いかかった。そこでその娘は言うのだ、
"амаа~,"уӈ-кин,"мимбиээǯи ваа-ра,хаӥбумбиэхэм
「父さん、」と言った、「私を殺すな、私たちを全員
ваа-го-ӥбаа-ха-сӥ=ноо"=мда."агааваа-ханмимбиээси
殺そうという気になったのか、」と、「お兄さんを殺して、私を今度は
ваа-го-ӥ-сӥ=ноо"=мда,"эǯи ваа-ра"=мда."аjа"=м."пиктэ-jи
殺そうというの、」と、「殺すな、」と。「いいんだ、」と。「自分の子供が
гуǯиэси-эси-си=нуу"=мдэ.туи та-ӥ-њӥпалоа-jӥнээку-хэ-њи.
かわいそうじゃないの、」と。そう言うのでハンマーを置いた。
туиби-и.т(о)та-мӥ=агучиэњим-бэ-jиваа-ха-њӥ.асӥ-jӥ
このようである。そうしてさらに母親を殺した。つまり自分の妻を
ваа-ха-њӥ.асӥ-jӥваа-раа,дуисиӥрчӥ-раанаӈгала-ха-њӥ,
殺した。妻を殺して、山の方へ曵きずって行って捨てた、
эчиэ=дээхуму-э-њи.тота-п(ӥ)=тањӥӥтуиэу...ǯоог-до
埋めて葬りもしなかった。そうして家に
очо-го-рааби-м(и)=тэњии,пиктэ-чи-jиун-дии-њ(и)=гоањ(ӥ),
戻って来ていて、自分の子供へ言うのだ、
тэимэргэн,"амичэ-руу,"ун-дии-њ(и),"миитоо~соло
そのムルグンは、「おい娘よ、」と言う、「私はほうれ上流へ
энэ-эм-би=э"=мдэ."тургэнǯиǯу-ǯээм-би,"ун-дии-њ(и),"ӥлалта
行くことにする、」と。「はやくに戻るだろう、」と言う、「三日
би-миǯиǯу-эм-би=э"=мдэ.пиктэ-jихаӥун-дии,"чӥхалӥ-ӥ
いて戻って来る、」と。子供は何と言うか、「行きたいの
осӥ(њӥ)энэ-ǯээ-чи"=мэун-дии-њ(и)=гоањ(ӥ).т(о)та-раа
なら行って下さい、」と言うのだ。それから
амӥм(-бӥ)энэ-хэ-њихамӥа-ла-њ(ӥ)=тањӥӥуикэ-jикуjэр куjэ~р
父親が行ったその後に戸をグルグルと
амӥм(-бӥ)хээ-ǯи(-э-њи)jакчӥ-раа~туиби-и-њ(и)ǯоог-до.абаа~
父の紐で縛って閉めてそうしている、家に。いいや、
эчиэли.амӥ-њ(ӥ)=тањӥӥ,асӥ-jӥваа-п(ӥ)=та(њӥӥ)гучи
違った、まだだ。父親は、自分の妻を殺すと、さらに
тэи-вэ,арчокаам(-бӥ)палоа-ǯӥваа-ӥча-раа=тањӥӥ,хукчу-рээ
彼女を、娘をハンマーで殺そうとして、襲って来て
хаӥ-ха-њӥ=гоањ(ӥ).тэи,тэимэргэн=тэ(њии)энэ-хэн.
やめたのだった。そのムルグンは去った。
хао(сӥ)энэ-хэ(н)=ус,ӥлам(-ба)аоӈга-хан=дааǯиǯу-эси=э~хадо
どこへ行ったのか、三晩泊まったが、戻って来ない、何晩か
аоӈга-хан=дааǯиǯу-эси.туи та-мӥ=аэммодан=го(ла)
泊まったが戻らない。そうしてある
уикэ-лэ-jи,уикэ-вэнаӥтадора-аундэ,дуктэ-ита-ӥ."палоа-ǯӥ
戸の所から、戸を人が引っ張るという、叩いたりする。「ハンマーで
наӥваа-ӥча-ха-њӥпакаарӥапуǯи~нуикэ-jиачо-роо,"
人が殺そうとした黒いプジンよ、戸を開けろ、」と
уӈ-кин."палоа-ǯӥнаӥваа-ӥча-ха-њӥпакаарӥапуǯи~н,
言った。「ハンマーで人が殺そうとした黒いプジンよ、
уикэ-jиачо-роо,"уӈ-кин.кол кол би-и-њ(и).туи
戸のヒモを取れ、」と言った。(プジンは)ただ黙って何もしない。
та-мӥ,туи та-мӥ=а=ла,"эњи-си та-ам-бӥ"=ауӈ-кин,
そうして、そうして、「私はおまえのお母さんだよ、」と言った、
"хора-го-рааэу-гу-хэм-би=э"=мдэ.арчокаан=голачадо=ма~тахӥ
「生き返って下りて来たんだよ、」と。娘はそこでやっと食器棚の
удэ,кучээм(-би)гэлэмээчи-ми=э~эмдуэ-њикиӈдэкэ
あたりで、ナイフを探して一本の端の折れた
сӥдоко-вабаа-ха-њӥ.тэисӥдоко-ǯӥсӥкӥӥ сӥкӥӥ сӥкӥӥ
真皮をはがすためのナイフを見つけた。そのナイフでギコギコ ギコギコ
та-ӥ,хээ-вэго~ӥда-м(ӥ)сӥкӥчӥ-пӥ=матчаалӥ-ха-њӥ.гээ
して、紐を長~いことかかって削ってやっと切った。さあ
чадо=ма(т)эњи-њ(и)ии-гу-хэ-њи=гоањ(ӥ)пиктэ-jинааман-даа
そこでやっと母親は入ったのだ、自分の娘を抱きしめて
соӈго-ха-њӥ."амаа=тањӥӥ~,тэӈӥлаам(-ба)аоӈга-мӥ
泣いた。「父さんはただ三晩だけ泊まって
ǯиǯу-эм-биуӈ-кин-ǯичо~п абаа-њӥ=а"=мда."хаӥǯиǯу-рэ~,"
戻って来ると言っていなくなってしまった、」と。「どうして戻るだろうか、」
уӈ-кин,"амӥ-сӥ=тањӥӥ,асӥ-jӥдэрэк-чи-э-њ(и)ичэǯи-м(и)
と言った、「あなたのお父さんは、新しい妻の顔を見て、
бээлгэ-чи-э-њ(и)[подушка]-ла-раадэрэк-чи-э-њ(и)ичэǯэ-м(и)
ふとももを膝枕にして顔を見て
би-и"=jэм."асӥ-го-jӥбаа-раа=даа."туиби-и=э~тэи
暮らしているわ、」と。「新しい妻を見つけて、だ。」そうしている、その
арчокаан,тоњӥпо-мӥ~туиби-и=эоркӥлаа=даа.туи
娘は、ヒジをついて、そうしている、不愉快になって、だ。
та-мӥ~ун-дии,"эњээ~мииамаа-в(а)гэлэ-ндэ-гу-эм-би~,"
そうして言う、「母さん、私は父さんを探しに行きます、」と
ун-дии-њ(и)."эǯи гэлэ-ндэ-гу-рэ,"ун-дии,"ту(и)=бэк(ии)
言う。「探しになんか行ってはいけない、」と言う、「それなら
ичэǯэ-рээǯиǯу-хээри=э,"ун-дии-њ(и).эњи-њ(и)=тэњиипиктэ-jи
見てから戻って来なさい、」と言う。母親は自分の娘が
њиэ-рии-ду-э-њ(и)гэсэхамӥа-ла-њӥњиэ-хэ-њи.њиэ-рээ
外に出る時にいっしょに後ろからついて出た。(娘は)出てから
апӥӥ-лапаачӥла-ха-њӥ.арчокаан=тањӥӥǯэвэносӥ-раа=о~
うなじを叩いた。娘はスズメバチになって、
дэгдэ-хэ-њи.энэ-ми=э~энэ-ми,горо=дааби-эчи-њи,эм
飛んで行った。行って、行って、遠くもなかった、一軒の
ǯоо-ваичэ-хэ-њи.тэиǯоочооӈко-до-а-њӥ~доо-ха-њӥ.
家を見た。その家の窓の所にとまった。
тэǯэби-чинэǯи-њи=лэасӥ-jӥбээлгэ-чи-э(-њи)[подушка]-ла-раа
本当だった、夫はその妻のふとももに膝枕して
дэрэк-чи-э(-њи)ичэǯи-м(и)инэктэ-м(и)би-эундэ.чадо=тањӥӥ
顔を見て笑っているという。そこで
арчокаан=тањӥӥчооӈко-доби-и-ǯи=тулǯаралӥ-ха-њӥ."амаа~,"
娘は窓にいる所から話し出した。「父さん、」
уӈ-кин,"эдэдэ,хаалӥ-аǯоок-чӥэну-и-си=э"=мдэ."анана,"
と言った、「ああ、いつ家へ帰るの、」と。「あれあれ、
амтуу-руу~,амтуу-руутуу-рээии-руу."тэи
娘よ、降りろ、降りろ、降りて入れ。」その
пуǯин=дээун-дии-њи,"нэку ии-руунэкуии-руу.
プジンも言う、「娘さんよ、降りなさいな、降りなさいな。」
арчокаан=голатаона,чооӈкодоосӥ-хантэи мээн-чи-jи
娘はそこから、窓にとまっていた所から自分の家へ
ǯиǯу-и=гоањ(ӥ).ǯиǯу-рэээњин-чи-jигусэрэ-и=гоањ(ӥ),туиǯиǯу-рээ~
戻るのだ。戻って母親へ話すのだ、そうして戻って
туиби-и.тота-пӥ=ахамӥа-ла-њӥǯиǯу-хэ-њиамӥ-њӥ.
そうしている。そうすると後で戻って来た、父親が。
ǯиǯу-хэ-њиасӥ-њӥхора-го-рааби-иǯоог-до.ичэǯэ~-м(и)
戻って来たら、妻が生き返っている、家に。見て(妻は)、
чууриси-и-њ(и)=гоа(њӥ),эǯи-чи-jи.асӥ-jӥ
憎悪するのだ、自分の夫を。自分の妻と
улээлэгу-ичэ-и-њ(и)=дээасӥ-њ(ӥ)чӥхала-адаасӥ=а.туи та-мӥ~
仲直りしようとするのだが、妻は賛同しやしないのだ。そうして
тэиарчокаан=тањӥӥ,накам(-ба)пуэсэ-м(и)о-чӥ-њ(ӥ).чадотэи
その娘は、オンドルの上をころげ回ったりした。そこでその
эњи-њ(и)ун-дии-њ(и)=го(ањӥ),"эњихаӥ-м(ӥ)туи
母は言うのだ、「娘よ、どうしてそんなふうに
осӥ-ха-сӥ~=а="мда."агаагэлэ-ндэ-гу-ичэ-и~"=jэун-дии-њ(и).
しているのか、」と。「お兄さんを探しに行きたいの、」と言う。
"гээ,гэлэ-ндэ-гу-иосӥ(њӥ)гэлэ-ндэ-гу-руууиосӥсӥ-ӥ-њӥ,"
「ああ、探しに行くのなら探しに行け、誰が嫌がろうか、」と
ун-дии-њ(и)=гоањ(ӥ).арчокаан=гола~тээ-рээ=лэ,баараǯӥ-го-раа,
言うのだ。娘は起きて、身支度をして、
њиэ-хэ-њи.эњи-њ(и)туиун-дии,"муэдоо-ла-њ(ӥ)
出て行った。母はこう言う、「水の中に
би-и-вэхаос(ӥ)гэлэ-ндэ-гу-и-си"=м."аjа~,"ун-дии-њ(и).
いるのをどこへ探しに行くというのか、」と。「いいの、」と言う。
гээ,гэлэ-ндэ-гу-хэн,ааг-бӥ.туиэнэ-ми=э~энэ-ми,эм
さあ、探しに行った、自分の兄を。そうして行って行って、一本の
холгона,моо,холго-ха(н)ваам(ӥ)моо,холго-м(ӥ),
乾いた木、乾いた太い木、乾いて、
холго-рааӥлӥсӥ-ӥ-ваӥсӥ-ха-њӥ.сапсӥ кӥра-до(-а)-њ(ӥ).
乾いて立っているのに着いた。岸辺に。
чала=тањӥӥ,чадо=тањӥӥ,тэихуигэсэ-кээм(-бэ)
そこに、その少しばかりの弁当の入った
сомалаа-каам-ба-њӥлоо-ха-њӥ,уилэгара-до-а-њ(ӥ).
小さな袋を掛けた、上の枝に。
т(о)та-рааэихооњ(ӥ)та-орӥ,ии.ваӥсӥэу-гу-рээ
それからこれはどうすべきか、フム。岸に下りて
муэ-вэ,хороала-рааомӥ-м(ӥ)=дааача-асӥ~,т(о)та-раа
水を、手の平ですくって飲もうとしたができなかった、それから
пэисии~осӥ-раабугбукулэ-хэ-њи.хао~ӈчок энэ-хэ-њи,
低くなってかがんで水を飲んだ。気を失った、
арчокаан.тота-пӥ=о~саа-го-ха-њӥ.эмǯоотулиэ-ду
娘は。そうすると気がついた。ある家の中庭に
ӥлӥсӥ-ӥ~саа-го-хан.ии-хэ-њи.ии-рээкањӥ-до~тээ-хэ-њи.
立っている自分に気がついた。入った。入って入り口のオンドルの所に座った。
мало-до=тањӥӥааг-ǯӥ-а-њӥэмнаонǯокаан-ǯӥ=лаалчоан-ǯӥ
真ん中の席には兄と一人の少年とが動物の脊椎の骨で作った玩具で
купи-э-лундэ.т(о)та-раа~=ла,тэиэмǯиӈэандаха-ǯимэ
遊んでいるという。それからその一方の知らない方の
наонǯокаан=тањӥӥ,эм моданалчоала-ӥтэиарчокаан-чӥичэ-и,
少年は、一度骨の玩具で遊び、その娘の方を見る、
эм модансоӥлӥ-ӥтэиарчокаан-чӥичэ-ита-м(ӥ)о-чӥн,
また一度すくって投げて、その娘の方を見たりするようになった、
улээси-лу-хэ-њи=нуухооњ(ӥ)та-ха-њӥ=ноо.туи та-мӥ=а~тэи
気に入ったのか、どうしたんだか。そうしてその
эњи-њи,мама-чӥун-дии-њ(и)=гоањ(ӥ),"мииагаа
母親の、おばあさんへ言うのだ、「私は兄を
гэлэ-ндэ-(г)у-хэм-би~,"ун-дии-њ(и),"ааг-бӥ.мииǯуэр-кээн
連れ戻しに来たんです、」と言う、「兄を。私は兄弟二人きりで
би-чим-би,"ун-дии,"ааг-ǯӥ-jӥ.""миитуи
暮らしていました、」と言う、「兄と。」「私はそう簡単には
буу-гу-эсим-би"=эун-дии-њ(и),тэимам(а)."мии=тэ(њии)
返さないわよ、」と言う、そのおばあさんは。「私は
элээбу-дии-вэ-њисӥлаанхорӥ-хам-бӥ=а"=мда."наӥмуэ-чи
今にも死ぬところだったのをやっとのことで救ったのよ、」と。「人が水へ
наӈгала-очӥа-њӥэлээбу-дииби-чи=э"=мдэ."миикорпӥ-хам-бӥ
投げてしまったらば今にも死ぬところだった、」と。「私が間に合って
улээм(-бэ)та-хан.чавахаолӥахорӥ-хам-бӥ=а"=мда."тэи,тэи
うまくやったのよ。彼をやっとのことで救ったのよ、」と。「この少年の
асӥ-го-а-њ(ӥ)наӥбуу-рии-њи,энэ-вээн-ǯээм-би"=эун-дии,
妻を人がくれるならば、返してあげようじゃないの、」と言う、
"пиктэ-jиасӥ-го-а-њ(ӥ)наӥбуу-рэсиосӥ(њӥ)энэ-вээн-дэсим-би"=э
「我が息子の妻を人がくれないのなら行かせない、」と
ун-дии.тэисоӥлӥ-ӥтэиарчокаан-чӥичэ-ита-хан
言う。そのすくって投げて遊んだり、その娘を見たりしていた
наонǯокаантэимамапиктэ-њи=гоањ(ӥ).тотараа=тањӥӥ,туи
少年はそのおばあさんの息子なのだ。それから
та-мӥтэиарчокаанун-дии-њ(и),"гээ,аjа~,"ун-дии-њ(и),
そうしてその娘は言う、「はい、いいわ、」と言う、
"мииэǯилэ-миэǯилэ-ӈэ-jи=тэњии"=эм,"пиктэ-ǯи-э-си.
「私は結婚して欲しいのなら結婚致しましょう、」と、「あなたの子供と。
ааг-бӥ-ваэнэ-вээн-дуу"=м,"баӥбаӈ=дааминǯи гэсэ,минǯи
だから兄を帰らせて下さい、」と、「しばらくの間私といっしょに、私と
гэсэ=дээ."эси=тэњиитэимама=тањӥӥ~,сӥа-го-а-чӥ
一緒に居させて下さい、」と。そのおばあさんは、彼らの食べる物を
баргӥчӥ-ха~н,хуигэсэ-гу-э-чиаӈго-ха~н.т(о)та-раа,ӥлаан,
準備した、弁当を作った。それから三人、
тэиӥлаан гурун-ду,согдатаǯоптом-ба-њӥ=мањаабуу-хэ-њи.
その三人に、魚の覆いばかりを与えた。
тэиӥлаан-ǯӥ-ар(ӥ)=та(њӥӥ)хэмсогдатаǯоптом-ба-њӥ
その三人たちは魚の覆いを
тэту-хэ~н.муэдоо-ва-њӥгээтуиэну-хэ-чи=гоањ(ӥ).
着た。水の中をさあそうして帰ったのだ。
энэ-мээри=э=тэњиитэихолго-ханмоо,бадо-ла-њӥ~
行ってあの乾いた木の、正面の岸の所に
агбӥӈ-го-ха-чӥ.гээ,чадохаако-раа=тањӥӥ,тэихуигэсэ
現れ出た。さあ、そこに着岸して、あの弁当が
би-и,чадотээ-рээ~сэкпэчи-хэсӥа-ха-чӥ.сӥа-раа
ある、そこに座ってよく噛んで食べた。食べて
хоǯӥ-рааӥлӥ-го-раатаваӈкӥэнэ-м(и),хаӥгоро,
終わって立ち上がってそこから行って、何が遠いことがあろうか、
ǯоок-чӥ-а-чӥ,хаӥ=даагоро=дааабаа.амӥ-њӥ,эњи-њи,
彼らの家へ。何も遠いことなどない。父が、母が、
би-и.эњи-њ(и)хаӥлараатэихусэпиктэ-вэичэ-гу-хэн
いる。母がどんなにかすごくその自分の息子を見て
агда-ха-њӥ=гоањӥ.амӥ-њ(ӥ)=даа,ээдэндэ-хэн=дээпиктэ-jи
喜んだことか。父親はバカなことをしたのだけれども、自分の息子に
оǯокта-ӥтэи.эси=тэњиитуиби-иэси,ун-дии-њи,
キスする、父は。そうしている、今、言う、
"наӥмимбиэгэлэ-ичэ-и-њи~,"ун-дии,"наӥпиктэ-jи
「人が私のことを嫁に求めています、」と言う、「人は自分の息子の
асӥ-го-ар(ӥ)гэлэ-м(и),пиктэ-ǯи-э(-њи)эǯилэ-и-вэаа-го-jӥ
妻を求めていて、その息子と結婚することでお兄さんを、
агаабуу-гу-ита-ӥ-чӥ"=эун-дии-њ(и)."мии
兄さんを返してくれると言うんです、」と言う。「私は
чӥхала-хам-бӥ"=ам.эњин-чигусэрэ-гу-и-њ(и)."гээ,аjа~,"
同意しました、」と。母親へ語る。「ああ、いいよ、」と
ун-дии-њ(и)=гоањ(ӥ).эси=тэњиитуиби-и=jэ,туиби-ми=э
言うのだ。そうしている、そうしていて、
гэээну-ио-чи,тэиарчокаан=даатэи,муээндур-њ(и)
さあ去ることとなった、その娘はその、水の神の
пиктэ-ǯи-э-њ(и)гэсээну-и.эǯилэ-хэ-њигэсээну-и=гоањӥ.
子供といっしょに去る。結婚した、いっしょに去るのだ。
т(о)та-раа~гэсээну-хэ-чи=мэт,чадоǯоптом-ба-ар(ӥ)тэи
それからいっしょに去って、あそこで覆いを、あの
холго-ханмооǯакпа-до-а-њ(ӥ)ǯоптом-ба-ар(ӥ)хэмтэту-гу-хэн,
乾いた木のそばの所で覆いを全部着た。
таваӈк(ӥ)таӥс(ӥ)дэриӈ-гу-хэ-чи.гээ,таваӈ(кӥ)
そこからあっちへ、水の中へ飛び込んだ。さあ、そこから
ǯоо-ва-ар(ӥ)ӥсӥ-го-ӥ-њ(ӥ)=го(ањӥ).тооӥ-ла=лӥ~хаако-ха-чӥ.
家へ着くのだ。岸辺に着岸した。
т(о)та-рааǯоптом-ба-ар(ӥ)тухиси-гу-мээр(и)тооко-ха-чӥ.
それから覆いを脇に抱えて上った。
мапа=дааагда-ха~н,мама=дааагда-ха~н,пиктэ-jиасӥ-го-jӥ
おじいさんも喜んだ、おばあさんも喜んだ、自分の息子が妻を
баа-хам-ба-њӥ.элээ,туиǯоок-чӥ-а(-њӥ)энэ-рээхоǯӥ-ӥ
得たことを。それまで、そうして家へ行って終わり、
элэ-њи.ǯоо-jӥӥсӥ-го-хан,элээхоǯӥ-ха-њӥ.
それまで。家に着いた、それまで、終わったよ。