第1回基幹研究「人類学におけるミクロ‐マクロ系の連関」研究会(2010年6月3日)

「コルプス/ソーマと政治神学」

高知尾 仁(AA研)

フレイザーおよびリーンハートの、いわゆる王殺しについての言説が、カントロヴィチが分析したヨーロッパ中世の政治神学に関する言説近似することに着目し、その意味を古代末期・中世・ルネサンスの法学的・神学的・哲学的言説を通じて明らかにした。その際、コーポレイションという言説と法の内外という言説、さらに例外状況という言説との関連性を追求した。

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